画像を使えば超簡単!アクキーをスマホで作る方法やアクリルグッズについて解説

  • 「アクキーって簡単に作れるの?」
  • 「スマホで手軽にアクキー制作したい!」

 

そんな手軽なアクキーの制作方法について知りたい方に、今回は下記の内容を紹介します。

 

  • アクキーをスマホの画像から制作する2つの方法
  • スマホで作れるアクキーの特徴
  • アクキーをスマホで制作する際のポイント
  • アクキーをスマホで制作する際の注意点
  • スマホで作れるアクキー以外のアクリルグッズ

 

本記事を読めば、スマホの画像からアクキーを制作する方法やそのポイントと注意点について知り、超簡単にアクキーを作れるでしょう。

 

最後には、アクキー以外にスマホで作れるアクリルグッズについても紹介しているので、ぜひ最後までご覧ください。

 

アクキーをスマホの画像から制作する2つの方法

アクキーをスマホの画像から制作する方法は、主に2つあげられます。

 

  • Webサイトで画像を入稿する
  • 電話またはフォームから申し込む

 

ここからは上記の2つの方法について、具体的に紹介します。

 

Webサイトで画像を入稿する

アクキーのデザインにしたい画像をスマホからWebサイトに入稿すれば、アクキーを簡単に制作することが可能です。

 

日本キーホルダー工業におけるアクキー制作の流れは、以下の通りです。

 

  1. デザインに使う画像を用意する
  2. アクキーの商品ページを開く
  3. 価格表から希望サイズを選ぶ
  4. 制作する個数を選ぶ
  5. 接続パーツの種類や画像の数を入力する
  6. 注文フォームで個人情報を入力する
  7. 入稿フォームからスマホの画像をアップロードする

 

日本キーホルダー工業のホームページから、アクキー制作をご依頼いただけます。

 

アクキーを制作できる数量は1デザインにつき30個からです。

 

価格表には、「30個~、50個~、100個~」と表記されていますが、30個以上であれば、ご自由に制作個数を設定できます。

 

詳しい価格について知りたい方は、日本キーホルダー工業のアクキー価格表をご覧ください。

 

電話またはフォームから申し込む

電話またはフォームから申し込むことで、アクキーを制作することが可能です。

 

アクキーを制作する際、不安や疑問な点を残したくない方におすすめの方法です。

 

日本キーホルダー工業は、日本一お客様に優しいグッズ制作を承っております。

 

ホームページの価格表から注文することも可能ですが、特に初めてご利用される場合は、疑問や不安を感じる方も多いです。

 

そんなお客様に安心してご依頼いただけるよう、日本キーホルダー工業では、電話やお問い合わせフォームからもグッズ制作をお受けいたします。

 

お問い合わせ後は、お客様がスムーズに画像を入稿できるよう、メールにて申し込みフォームを送らせていただきます。

スマホで申し込みフォームを開き、デザインデータの画像を入稿していただければ、簡単にアクキーを制作することが可能です。

お客様の分からないことや気になる点を残さないように対応させていただきますので、ぜひお気軽に問い合わせください。

 

日本キーホルダー工業 
電話番号:03-6240-9227
お問い合わせフォームはこちらから

 

スマホで作れるアクキーの特徴

スマホで作れるアクキーの特徴として、以下の3つがあげられます。

 

  • 簡単に制作できる
  • 企業のノベルティに使える
  • 手軽に持ち運びできる

 

スマホで簡単に作れるアクキーは、趣味を楽しむことや会社の宣伝など、さまざまなシーンで活躍できる魅力があります。

 

ここからは上記の3つの特徴について、具体的に紹介します。

 

また下記では、日本キーホルダー工業で制作されたオリジナルアクキーのギャラリーを、ご覧いただけます。気になる方はぜひ、クリックしてください。

キーホルダーギャラリー

 

簡単に制作できる

スマホで作れるアクキーの最大の特徴は、「超簡単」に制作できることです。

 

アクキーの制作には、以下の3つのデータが必要です。

 

  • デザインデータ
  • カットライン
  • 白版

 

※カットラインや白版について気になる方は、ぜひ下記の記事をご覧ください。

オリジナルアクキー制作のポイント「カットライン」とは?

オリジナルアクキー制作のポイント「白版」とは?

 

アクキーのイラストとなるデザインデータの他に、白版やカットラインのデータを用意しなければなりません。

 

また、アクキーのデザインデータはAdobeの「Illustrater」などのツールで調整する場合が多く、月額料金が発生します。

 

そのため、デザインデータの作成に不慣れな方にとっては、手間や時間のかかる可能性があるのです。

 

しかし、日本キーホルダー工業のアクキー制作において、データ入稿料や調整費は一切必要ありません。

たくさんのお客様が気軽にアクキー制作を依頼できます。

 

データ調整費用無料サービスは2019年に開始して以来、今でも多くのお客様からご支持をいただいております。

 

スマホにある画像を入稿すれば、弊社の専門デザイナーが全てのデータを作成します。

 

日本キーホルダー工業にご依頼いただければ、スマホで「超簡単」にオリジナルアクキーの制作が可能なのです。

 

企業のノベルティに使える

会社のオリジナルアクキーを制作すれば、企業のノベルティに活用することが可能です。

 

ノベルティとは、会社のサービスや商品の認知度向上を目的として、企業が無料で配布するオリジナルグッズのことを指します。

 

例えば、企業のイメージキャラクターでアクキーをオリジナル制作すると仮定します。

 

会社の説明会やイベントなどで企業のアクキーを配布すれば、ブランドイメージの構築や認知度の向上につながるでしょう。

 

また、自社のオリジナルアクキーを活用すれば、取引先の会社や自社の顧客と友好的な関係を築けます。

 

お得意先にアクキーを配布すると、オリジナルキャラクターを通して、自社の活動や情報を効果的に伝えられるのです。

 

下記の記事では、ノベルティできるキーホルダーの魅力について紹介しているので、ぜひご覧ください。

「キーホルダー」というノベルティできる最強の企業プロモーション

 

手軽に持ち運びできる

アクキーは、手軽に持ち運びすることが可能です。

 

自分の好きなキャラや手描きのイラストをデザインとして、自分好みのアクキーを制作できます。

 

自分の「推し」であるキャラがデザインされたアクキーを、かばんなどに身に着ければ街を出歩くのが楽しくなるでしょう。

 

また、データ作成は難しい作業がないため、子供も簡単にアクキーを制作できます。

 

自分たちのオリジナルアクキーを制作し、家族お揃いで身に着ければ思い出を作ることができます。

 

サイズによって異なりますが、アクキーの重量は6cm角サイズで10g程です。

 

子供が身に着けても負担を感じない重量のため、手軽に持ち運びできるのです。

 

アクキーをスマホで制作する際のポイント

アクキーをスマホで制作する際のポイントは、主に3点があげられます。

 

  • サイズを考慮する
  • 画像を適切な解像度に変える
  • 画像形式に合わせて背景を変える

 

スマホの画像を入稿する前に、上記のポイントを抑えれば、クオリティーの高いアクキーが制作できるでしょう。

 

ここからは3つのポイントについて、それぞれ具体的に紹介します。

 

サイズを考慮する

アクキーをスマホで制作する際は、画像のサイズを考慮しましょう。

 

入稿した画像サイズと指定したアクキーのサイズが異なる場合、業者側が調整してから印刷します。

 

制作するアクキーのサイズに合わせた画像でなければ、仕上がりの状態に差が出る可能性があるのです。

 

そのため、スマホから画像を入稿する際は、原寸大のデータを用意することをおすすめします。

 

画像を適切な解像度に変える

アクキーのデザインを入稿する際は、画像を適切な解像度に変えましょう。

 

解像度とは、表示される画像の細かさのことを指します。

 

単位はdpi(dots per inch)で、1cmの幅の中にどれだけの数のドットを表現できるかを表しています。

 

アクキーを制作する際のデザインデータの解像度は、350dpiが一般的です。

 

デザインをできるだけ綺麗に印刷するためにも、できるだけ350dpi以上の解像度をおすすめします。

 

スマホの画像データの解像度が低ければ、出来上がるアクキーのデザインが粗くなる可能性があるのです。

 

画像の解像度が高すぎても、印刷に不備が出る可能性があるため、低すぎず高すぎない解像度に設定しましょう。

 

画像形式に合わせて背景を変える

スマホからデザインデータを入稿する際は、画像形式に合わせて背景の色を変えましょう。

 

画像形式とは、コンピュータ上で画像ファイルを扱う方式のことです。

 

画像からアクキーを制作する場合、jpgもしくはpng形式でデザインデータを入稿します。

 

日本キーホルダー工業でアクキーを制作する際は、上記2つの画像形式に合わせて背景を変えましょう。

 

  • jpg形式の背景:白色
  • png形式の背景:透明

 

スマホから手軽にデザインデータを入稿できる分、背景の切り抜きをお忘れになる方も多いです。

 

複雑な背景で緻密に切り抜く作業が必要な場合、追加料金が発生する可能性があるのでご注意ください。

 

金額に関しては、デザイン素材を確認後に提示させていただきます。

 

アクキーをスマホで制作する際の注意点

アクキーをスマホで制作する際の注意点として、主に2つがあげられます。

 

  • 入稿できるデータに気をつける
  • 穴を開ける位置を決めておく

 

注意点を把握すれば、アクキーの制作で失敗する可能性が格段に低くなるでしょう。

 

ここからは、上記の2つの注意点についてそれぞれ具体的に紹介します。

 

入稿できるデータに気をつける

アクキー制作でスマホの画像を利用する際は、入稿できるデータに注意しましょう。

 

日本キーホルダー工業の申し込みフォームからアップロードできるデータサイズは、20MBまでです。

 

スマホから入稿する際は、データサイズが20MBを超えないようにしてください。

 

例えば、画像のサイズが大きかったり、解像度が高すぎる場合、データサイズは大きくなります。

 

日本キーホルダー工業が推奨する画像解像度は、350dpiです。

 

また、画像形式に関しては、jpg/png形式のファイルを指定しています。

 

スマホから画像データを入稿する際は、データのサイズや形式を確認しましょう。

 

穴を開ける位置を決めておく

スマホでアクキーのデザインデータを入稿する際は、穴を開ける位置を決めておきましょう。

 

アクキーの穴とは、チェーンやナスカンなどの接続パーツを取り付ける、ストラップホールのことを指します。

 

特に指定がない場合、業者側のおまかせで穴を開けることになります。

 

オリジナルのアクキー制作には、一人ひとりにこだわりがあるものです。

 

おまかせの位置で穴を開けると、想像していたアクキーと違った仕上がりになる可能性があります。

 

そのため、あえてデザインのイラストと被せるなど、穴を開ける位置にこだわる方は、あらかじめ業者と相談するのがおすすめです。

 

日本キーホルダー工業では、アクキーの加工作業へ入る前に、お客様に完成イメージの分かる画像をお送りいたします。

 

アクリル板の形やストラップホールの位置、カットラインの再調整の再調整も可能です。

 

ご希望がございましたら、ぜひスタッフまでご連絡ください。

 

スマホで作れるアクキー以外のおすすめアクリルグッズ

アクキー以外のおすすめアクリルグッズを4つ紹介します。

 

  • アクスタ
  • アクリルブロック
  • 連結アクキー缶バッジ
  • マスクチャーム

 

アクキー以外にも、スマホの画像で簡単に作れるアクリルグッズはたくさんあります。

 

今回は抜粋して、上記4つのアクリルグッズについて解説します。

 

アクスタ

アクスタとは、アクリルスタンドの略で、アクリル板をもとにして作られる平面フィギュアです。

 

自分の好きなキャラクターを、玄関先やデスクまわりの机などに飾ることができ、インテリアとして楽しめます。

 

自分の「推し」キャラとお出かけするなど、新しい楽しみ方が増えており、近年、アクスタの人気がさらに高まっています。

 

アクキー同様、スマホの画像で手軽に制作することが可能です。

 

日本キーホルダー工業では、16平方cmのミニサイズから100平方cmのビッグサイズまで、幅広いサイズをご用意しています。

 

アクスタの制作は、下記の価格表からご依頼いただけます。

アクスタ制作ラインナップ

 

また下記の記事では、アクスタの魅力について紹介しているので、気になる方はぜひご覧ください。

製造会社が考えるアクリルスタンドの魅力とは?作り方や効果的な使い方も紹介

 

アクリルブロック

アクリルブロックとは、アクリル素材から作られるインテリアグッズです。

 

アクスタより分厚く、スマホの写真やイラストをより高級感のあるグッズに仕上げたい方におすすめです。

 

アクリルブロックは軽くて丈夫なため、イベントでも安心して販売できます。

 

また、板の厚みやガラスより高い透明度により、高級感を演出することが可能です。

 

記念品やノベルティのグッズとして、企画担当者様の強い味方となってくれるでしょう。

 

アクリルブロックは、日本キーホルダー工業のレーザー加工機によってカットされます。

 

特殊な機械による加工で、熱による変形や物理的なダメージを最小限に抑えられます。また、複雑なカットも可能です。

レーザーで加工した後は、「鏡面仕上げ」を行います。

 

表面が鏡のように反射するまで、アクリルブロックを磨きあげるのです。

 

日本キーホルダー工業にアクリルブロックの制作をご依頼される際は、下記のお問い合わせフォームからご連絡ください。

日本キーホルダー工業お問い合わせフォーム

 

連結アクキー缶バッジ

キャラグッズで大人気の缶バッジとアクキーを、連結したオリジナルグッズです。

 

缶バッジは、アニメグッズの定番として不動の人気を誇ります。

 

高発色の染料インクと、最高品質の印刷機を用いて、9600dpiという高解像度で印刷しています。

 

また、アクキーは缶バッジと並び、大定番の人気グッズです。

 

そんな最強のオリジナルグッズである缶バッジとアクキーを連結したアイテムは、キャラグッズ好きとってはたまらないでしょう。

 

連結缶アクキー缶バッジを制作できるのは、現時点で日本キーホルダー工業だけです。

 

気になる方やご依頼される方は、ぜひ日本キーホルダー工業までお問い合わせください。

日本キーホルダー工業お問い合わせフォーム

 

マスクチャーム

マスクチャームとは、マスクをおしゃれにデコレーションできるアイテムです。

 

近年、新型コロナウイルスの影響により、マスクの着用は日常的なものになりました。

 

今では生活の一部であるマスクを、「おしゃれに身に着けたい!」と考える人は非常に多いです。

 

そんな中、アクキーは接続パーツをカニカンにすることで、マスクチャームとして活躍します。

 

日本キーホルダー工業では、マスクチャームにサイズに適した3cm角、もしくは4cm角のアクキーを制作することが可能です。

 

オリジナルマスクチャームを着用して、マスクをおしゃれに身につけましょう。

 

マスクチャームの制作は、日本キーホルダー工業の価格表からご依頼ください。

日本キーホルダー工業の価格表

 

オリジナルアクキーをスマホで制作しよう!

今回は、アクキーをスマホの画像で作る方法やポイントや注意点、おすすめのアクリルグッズについて紹介しました。

 

オリジナルアクキーには、個人の楽しみや企業のプロモーションなど、さまざまな場面で活躍できます。

 

そんな実用性の高いアクキーは、スマホの画像があれば、超簡単に作ることが可能なのです。

 

日本キーホルダー工業では、日本一お客様に優しいアクキー制作を承っております。

 

お客様のご要望に可能限り寄り添うアクキー制作を心がけているので、疑問や不安な点があれば、ぜひお気軽にご相談ください。

 

一つひとつの案件に、スタッフがしっかりと対応させていただきます。

興味のある方は、まずは日本キーホルダー工業公式サイトをご確認ください。

 

キーホルダー以外の制作もお任せください

キーホルダー以外の制作にも興味のある方は、以下サイトをご確認ください。

 

缶バッジ→バッチリ缶バッジ

Tシャツ→推しTeeふぁくとりー

 

アクリルキーホルダーの印刷・カット・仕上げの工程を大公開

「アクリルキーホルダーの印刷・カット・仕上げの工程を知りたい!」

「アクリルキーホルダーのデザインデータの作成方法について知りたい!」

 

そんな、アクリルキーホルダー制作や印刷の流れに関して興味を持っている方に、今回は下記の内容について紹介します。

 

・アクリルキーホルダーのデザインデータ作成の流れ
・デザインデータのアクリル板への印刷
・アクリル板のレーザーカット
・接続パーツ(キーホルダー金具)の取り付け

 

本記事を読めば、アクリルキーホルダーのデザインデータ作成や印刷、カット、仕上げについて知ることができます。

また、本記事では、弊社で実際に使用しているUVプリンター(アクリルキーホルダーの印刷機)や、レーザーカット機材といった専門的な内容も公開していますので、ぜひご覧ください。

 

まずは、近年アニメやゲームで、公式も同人も爆発的な人気を誇る「アクリルキーホルダーの制作の流れをご紹介します。

 

アクリルキーホルダー制作の流れ

一般的に アクリルキーホルダーの制作は以下のような流れとなります。

  1. データ作成、印刷データへの調整
  2. アクリル板へ印刷
  3. レーザー加工機によるアクリル板のカット
  4. 接続パーツの取り付け

それでは、ひとつずつ見ていきましょう。

 

1.データ作成、印刷データへの調整

まずはアクリルキーホルダー用のデザインデータの作成から説明します。
このキャラクターの絵(元画像はJPGデータ)を元にしてデザインデータの作り方を説明します。



AdobeのIllustratorを使ってデータは作成します。元画像のJPGデータを貼り付けたら、アクリルキーホルダー制作用データの特徴である「白版のデータ」と、「レーザーカットのカットライン」を作成します。

 

白版しろはんとは・・・アクキーの素材はガラスよりも透明度の高いアクリル板でできています。そのような透明度が高い素材に印刷をする場合、カラーインクのみの印刷では、ステンドグラスのような透け感のある仕上がりになります。そこで、デザインを透けさせない仕上がりにするために、ベースに白インクで印刷をする必要があります。そのような加工を、印刷用語では「白押さえ」と呼び、元となるデータのことを「白版」と呼びます。

 

・・・と、文字で説明されてもわかりづらいですね。ということで、実際に写真を使って説明します。

 

印刷機のカラーヘッドはCシアン、Mマゼンタ、Yイエロー、Kブラック■、の4元素とWホワイト□とに分かれています。

白版をつくらず、つまりはWホワイトを使わずにCMYKだけでアクリル板にカラー印刷してアクリルキーホルダーを制作をすると・・・



このようにアクリルの透明さが透けた状態の仕上がりとなります。この透ける仕様を利用したデザインアイデアもあるのでそれはまた事例として紹介します。

通常はこのように「透けてしまう感じ」を回避する為には、CMYK印刷をした後に上から(キーホルダー前面からみると裏側から)Wホワイト印刷を施します。

そうすることで、カラーが透けないようになるのです。



この白版の作り方ですが、元素材のJPGからキャラクター部分を抜き出して画像の輪郭ひとつひとつにパスを付けてK100%に色付けをし、パスデータのサイズをデザインよりも0.1mm内側に小さくして下さい。さらにレイヤーを分けて白版レイヤーとします。

白版用パスデータに対して2.5mm外側にカットラインのパスデータをつくります。パスのオフセット機能を使うと便利です。こちらもレイヤーを分けカットラインレイヤーとしたあとに吊元穴用のパスを作成し、先に作成したパスデータと統合してカットラインのパスデータを完成させます。




この状態でアクリルキーホルダー用のデザインデータ作成が完了となります。

アクキーの白版やカットラインの詳しい説明、作り方はこちら!

 

2.作成されたデザインをアクリル板に印刷

次の工程はさきほど作成したデザインデータをアクリル板に印刷する工程です。
アクリルキーホルダーの印刷にはUV印刷という印刷方法が用いられています。

 

UV印刷とは・・・UV硬化型のインクで印刷物に印刷すると同時にUV(紫外線)をあてインクを硬化させる印刷方法となります。油性印刷とは違いインクが染みこまない素材にも印刷できることや、瞬時に効果するため、乾燥の時間もいらないことが特徴です。

 

日本キーホルダー工業では、アクリル印刷にRoland VersaUV LEF-200とMIMAKI UJF6042-MK2を使用しています。どちらも国内トップメーカーによる最高品質の印刷ができるUVプリンターとなります。


↑ Roland VersaUV LEF-200


↑ MIMAKI UJF6042-MK2

今回は色の発色に定評があり、アニメやゲームのキャラクターグッズによく使われるRoland VersaUV LEF-200を使用して印刷してみます。
同人グッズとしてのアクリルキーホルダーもこのプリンターを使用して制作されることが多く安定の仕上がりに定評がある機材です。


今回は白版無しバージョンもつくります。

キーホルダーの裏側にあたる方向に、まずはデザインレイヤーのCMYKを印刷し、その上から白版レイヤーのベタ塗印刷をします。

ちなみに、UVプリンターとはインクをのせたあとにUVライト(紫外線)を照射し瞬時にインクを固めてしまう方式のインクジェットプリンターです。
アクリルのようなツルツルした素材でもインクをはじかずに色が乗るのは、この「UV硬化」という技術を使っているからなのです。


↑ 印刷完了ほやほやのアクリル板です。

 

3.デザインが印刷されたアクリル板をレーザーカット

印刷の工程が終了すると、次はいよいよアクリル板のカット作業になります。ここまでくるとアクリルキーホルダーの制作もいよいよ大詰め。

アクリルキーホルダーのカットは、データ作成時につくったカットラインレイヤーに作成されたパスデータに沿ってレーザーをあて、熱でアクリル板を焼き切っていきます。

レーザーカットに使用する機材は、GCC SPIRITと、EPILOG LASER Helix Fusionを使用しています。


↑ GCC SPIRIT

今回は、一般的な3mmの厚さのアクリルキーホルダーの制作によく使われるGCC SPIRITを使ってアクリル板を切り抜いていきます。

↑ カット中の模様。

通常アクリルキーホルダーの制作に使われるアクリル板は3mm厚で500mm×330mmサイズです。そのアクリル板に面付けされたアクリルキーホルダーの元を約10分程度でレーザーカットします。

 

4.接続パーツ(キーホルダー金具)の取り付け

最後に接続パーツ(キーホルダー金具)をつけて(今回はナスカンにしました)完成!

接続パーツ・キーホルダー金具の種類については下の記事をご覧ください!

キーホルダー金具の種類一覧|欲しいアイテムがすぐに見つかる!

 

以上がアクリルキーホルダー制作の全体の流れとなります。

 

上記の工程をご覧いただくと、 お客様自身に作成いただく「印刷用カット用のデータ」が必要になってしまうこと。 これが、他のオリジナル、ノベルティグッズ制作に比べて、アクキー制作が「難しい」と感じてしまう要因ではないでしょうか?

 

オリジナルデザインデータ調整を無料にて対応中

これまで、通常はお客様に完成データでの入稿をお願いしてきました。完成データでない場合はデータ作成サポート料金として1,000円程度申し受けていました。
他社さんでもこの対応は同様です。1,500円から2,000円がデータ作成料金の相場となります。

そこで日本キーホルダー工業では、業界初の試みとしてデータ作成を完全無料にて対応させていただくサービスを開始いたしました。



お客様は作りたい画像をJPGデータで送っていただくだけ、たったそれだけでサイズの調整も、白版パスデータの作成も、カットラインの作成も吊元穴の作成も、全て日本キーホルダー工業無料にて対応させていただきます。

 

オリジナルアクリルキーホルダーの印刷・カット・仕上げなら日本キーホルダー工業へ

以上のことから、

「もっとも簡単にアクリルキーホルダーを制作できるのは日本キーホルダー工業です!」

と胸を張って申し上げます。

「多くの方にアクリルグッズを」という思いの元に始まった業界初のこの試みをぜひお試しくださいませ。

ということで、今回の記事を終えたいと思います。

 

まだまだ紹介しきれない細かい情報はありますが、これまでにもさまざまな形でアクリルキーホルダーの作り方や、皆さまが知って得する情報を発信していますので、ぜひこちらの記事一覧をご参考になさって下さい。

アクリルキーホルダー作り方 記事一覧

いかがでしたでしょうか?
今回こうして思い切ってアクリル板の印刷やレーザーカットといった工程など、突っ込んだ部分を紹介させていただきました。まだまだ記事を書いていくことに不慣れなこともありますし、記事のサイズもどの程度が適切か、など手探りもありますが印刷事業者としてこれまでもそうしてきたように手探りの中で皆さまへの伝え方も日々試行錯誤し最適なコンテンツとなるように執筆力と発信力も磨いていきたいと思います。

今後ともよろしくお願いいたします。

アクリルキーホルダー制作のページはこちら!

 

2020年10月2日 追記:

今回は実際にアクキーを制作するという工程の流れをデータ作成、アクリル板への印刷・カットという加工、接続パーツ、仕上げについて、一つひとつ紹介させていただきましたが、現在アクリルスタンドも大変多くの制作相談をいただいております。

ここはひとつブームと言っていいのではないかと感じている程です。

10年程前から、アクリルに印刷や加工を施したグッズはキャラクター業界の人気アイテムとして認知をうなぎ上りにあげてきていましたが、ここ数年はアイドルや芸人さん、スポーツ選手、そして企業の販促品といったものまでとても多くの業界でアクリルの印刷や加工をほどこしたオリジナルグッズが展開され、その表現の幅は拡大の一途をたどり日々相談の量も増えつつさらに質も変わってきているように思います。
その件は以下の記事でも紹介していますのでぜひご覧になって下さい。

アクリルスタンド人気の歴史

 

そういったことも踏まえてアクリルスタンドのことも書きたい!と思ったのですが記事のサイズをいたずらに大きくしてもいけないと思い、それはまたの機会に。

キーホルダー通信では、アクキーやアクスタなどの制作方法や弊社をご利用いただいた方の作品を紹介しています。ぜひ下のURLからのぞいてみてください!

キーホルダー通信はこちらをクリック

 

キーホルダー以外の制作もお任せください

キーホルダー以外の制作にも興味のある方は、以下サイトをご確認ください。

シール印刷・オリジナルステッカー制作の「ORDER STICKER」

缶バッジ→バッチリ缶バッジ

Tシャツ→推しTeeふぁくとりー